親、子、地域をつなぐ仕組みが必要だ
立て続けに幼い子供が犯罪被害に遭い命を落とすというショッキングな事件が起こりました。
福岡で起きた事件は、母親が子供を殺めてしまったということです。
母親の供述が明らかになるにつれどうにもやるせない気持ちに陥ります。
子供の発達障害に悩み、母親自身も体が不自由であったとのことです。
事件のあった日、トイレに行った際、介助を子供に頼んだところ断られ、なじられ衝動的に犯行に及んだとのこと・・・。
今の時代、かつては聞くことのなかった発達障害や、アレルギー、アトピーなど、子供の病は多岐にわたり、またその治療法も十分に確立されていません。
親の精神的、肉体的疲労、悩みは当事者にしかわからないものなのかもしれません。
今回の事件も、自身の体調への不安と共に、将来に悲観的になってしまった親の早まった犯行とも取れます。
果たして今回の犯人に何でも相談できる身内や友人、地域のひとがいたのでしょうか。あまりにも辛く大きな悩みに一人で立ち向かい、その結果取り返しのつかない過ちを犯してしまったのではないでしょうか。
昔のように、大家族で生活する家庭は少ないでしょうし、隣近所の付き合いも親密ではありません。
学校の親同士のネットワークはどうだったのか。子育てに悩む親に対して行政の支援はどの程度行き届いているのか。
かつてのような家庭や地域のつながりが薄れ、なくなってしまった今、それに代わり求められるは社会の仕組みです。
こんな悲しく悲惨な事件を起こさないためにも、人と人とのつながりを創り出す社会の仕組みを行政のみならず、地域住民や子供を持つ親たちが真剣に考えるときです。
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