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2011年7月

誰だって一人で始めるんだ

私が事務局長を務めるNPOの理事長のお父様のお葬式があり参列させていただきました。

喪主のご挨拶。

一代で商売を起こされたうえ、地域の様々な要職を歴任されたお父様でした。

理事長はいわゆる二代目。
実質的にご商売を引き継がれた後、それまでの地域内での商いから、より広いお客さんを相手に地域外へ打って出、海外に生産拠点を築くなど、大きく発展させられました。

さまざまな苦難にあうなか、それでも要所には社長であるお父様に、顔を利かせてほしい場面が多々あったそうです。

でも、一度も助けてくれなかった。

理事長は、お父様に詰め寄ったそうです。
「新しいことを始めるんだし、代表者なのだからここぞという時には出てきてくれよ!」と。

お父様は、「誰だって一人で始めるんだ」と一言、言われたそうです。

戦争から帰り、ご両親も既に亡くなられたなかで、田舎で一人で商売を始めてこられたお父様の、心の底からのお言葉だったのだと思います。


NPOの理事長には、NPO設立以来、多くの叱咤激励とご指導をいただいてきています。

このお葬式でのお言葉は、私にとってもズシンとくるお話でした。

どこかで誰かに頼ってはいないか。
おれは本当に腹をくくっているのか。
物事を始めるのは誰でもない、自分が一人で始めていくしかないことを、改めて感じました。

誰だって一人で始めるんだ。
一人で始めなきゃ始まらないんだ。

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